POINT

  • 2023年度はリアル参加を推奨する先生が圧倒的に多く、コロナ禍以前のオープンキャンパス指導が戻りつつある
  • 進路指導では「学力×志望理由」を課題に感じる先生が多い
  • 事前準備をしてオープンキャンパスに参加、進学の目的を言語化するきっかけづくりに

オープンキャンパスへのリアル参加推奨の声が約95%

2023年4月に全国高等学校の先生を対象にアンケートを実施し、今年度(2023年)の進路指導の方針を伺いました。
オープンキャンパスの参加方法についてどのような形式を推奨するか質問した結果、リアル参加を推奨するご意見が全体の94.6%を占めました。

WEB参加については、回答者数の半分以上である56.9%の方が「推奨する」方針のようです。
1人1台端末の整備が進んでいる状況や、WEBオープンキャンパスなら時間や自宅からの距離を気にせず参加しやすいなどのメリットもあり、オンラインが浸透していることが伺えます。

新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行し、学校のコロナ対策が大幅に緩和されたことで、オープンキャンパスの指導方針がコロナ禍以前の方針に戻りつつあることが推測されます。
しかし、今の高校1~3年生は、入学したときからコロナによる行動制限がある中での学校生活を余儀なくされていました。
そのためオープンキャンパスのリアル参加の経験が少なく、実際に参加する際の注意点や見るべきポイントなどを事前に指導することが必要と考えられます。

※マイナビ昨年度の振り返り・2023年度の方針調査(情報Ⅰ・進路指導・探究学習)(回答期間:2023/4/4~2023/4/30、n=914)より抜粋

進路指導の課題は、学力と志望理由が浅いこと

2022年12月に全国高等学校の先生を対象にしたアンケートでは、進路指導におけるお困りごとを伺ったところ、①学力が十分に身についていない、②志望校・志望先の選択理由が浅い、③志望学部の選択理由が浅い、の順で回答がありました。進路実現のためには、「学力×志望理由」が必要であり、それらの指導に課題を感じている先生方が多いことが分かりました。
「なぜ学びたいのか」「なぜその学校に行きたいのか」など生徒自身が目的意識を持つことで、日頃の勉強へ向かうモチベーションも高まります。
しかし、理想に反してスムーズに進路希望が定まらない場面も多いでしょう。志望校候補を絞り、その理由を言語化するには時間がかかります。

そこで、志望理由を徐々に明確にしていくきっかけとして活用したいのが、オープンキャンパスです。ただし「なんとなく」ではなく、事前に準備をした上で参加することが重要です。

※マイナビ高校を取り巻く環境とキャリア形成に関する調査(回答期間:2022/11/17~2022/12/2、n=394)より抜粋

夏のオープンキャンパスは事前準備が必須

マイナビでは夏休み前にオープンキャンパス参加前の準備をサポートしています。
オープンキャンパス参加のコツをお伝えする講演会では、見るべきポイントや参加前の準備方法など、質の高い参加を実現するためのサポートができます。
参加を予定している上級学校の学部学科や就職に関する情報などは学校パンフレットを使って事前に調べておき、参加当日は模擬授業を受けたりキャンパスの雰囲気を感じたり、在校生や職員に質問したりしてリアルならではの情報を収集することが重要です。
マイナビ進学の「オープンキャンパスをさがそう!」では、学校名や学部・学科名、開催日、エリアからオープンキャンパス情報を得ることが可能です。

リアル参加とWEBの使い分けを知り、参加前に準備をしておくことで、「なんとなく参加するオープンキャンパス」から、「進路選択が前に進むオープンキャンパス」にアップデートしましょう。

マイナビのオープンキャンパス参加事前準備サポートにご興味のある先生はお気軽にお問い合わせください。
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